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2018年02月

人類の祖先はなぜ海から陸に進出したのか?という謎について通説を覆す新たな研究結果が発表される

1: しじみ ★ 2018/02/24(土) 01:31:09.06 ID:CAP_USER

約4億年前、人類の先祖の魚類が海から陸上に進出する際にはヒレを四肢のように発達させる必要がありましたが、
この進化を促した決定的な原因は2018年現在でもつかめていないところ。
「洪水」や「日照り」が起こって魚類が陸に押し出され、水に戻ろうとしてヒレを足のように発達させたのではないか?ということや、
水中の障害物に有利だったので発達させたのではないか?ということが考えられていますが、
新たに、洪水や日照りではなく「潮の満ち引き」を原因とした可能性が研究で示されました。

Strong tides may have pushed ancient fish to evolve limbs | Science | AAAS
http://www.sciencemag.org/news/2018/02/strong-tides-may-have-pushed-ancient-fish-evolve-limbs

Ocean tides could have driven ancient fish to walk
https://www.nature.com/articles/d41586-018-02034-w

人間の祖先と考えられている魚類は「肉鰭綱」(にくきこう)またの名を「肉鰭類」(にくきるい)といいます。
肉鰭綱には、シーラカンスやハイギョ類などが含まれており、この魚類は四本のヒレが足のように肉厚なのが特徴です。
肉鰭綱は4億年前に海から陸上に進出後、四本のヒレが足のように変化し、後に四肢動物になり、
そこから人類を含めて多様な生物に分岐したと考えられています。
no title


これまでの通説は、肉鰭綱が陸上に進出した原因は、洪水か日照りと見られていました。
つまり、肉鰭綱が洪水により水たまりに入り、そこから移動するためにヒレが足のようになり陸上に対応したというものです。
一方で、今回発表された仮説は肉鰭綱の進出原因を潮の満ち引き、「潮汐」としています。
潮汐により海面が低くなり、肉鰭綱が陸上に座礁した後に、水の中に戻るためにヒレが足のように進化、
そこから「陸にいる方が海に戻るより利点が多い」ということで陸に適応する形でさらに進化したという考えです。
https://i.gzn.jp/img/2018/02/23/tide-pushed-evolve/tiktaalik_roseae_life_restor_m.jpg

この仮説は、2018年の2月15日(木)に「Ocean Sciences Meeting(海洋科学集会)」でイギリスのバンゴア大学所属の海洋科学者マティアス・グリーン氏らの研究チームが発表しました。
仮説は古代の地球のシミュレーションが行われた結果、
「肉鰭綱の化石が見つかった場所と強い潮の満ち引きがあったポイントが同じだった」ということを根拠に立てられたものです。
今回の仮説を発表したグリーン氏は、「通説は水たまりに魚が入り、そこからヒレが足になったというものです。
しかし、水たまりが生まれ、魚がその中に入り、そして水たまりが乾くかが謎でした」とコメントし、
通説の疑問点が今回の仮説だと発生しないことを主張。


過去にも、今回のように「魚の陸上進出が潮の満ち引きによって促された」という仮説が発表されたことはありました。
20世紀の時点で、シカゴ大学の古生物学者アルフレッド・レーマー氏は
「潮の満ち引きが初期の四足歩行の動物への進化に拍車をかけた可能性がある」という内容を発表。
その後、2014年にオックスフォード大学の天文物理学者、スティーブン・バルブス氏が、
この仮説を進展させる別の説を発表しました。バルブス氏によると、
4億年前、月と地球の距離は10パーセントほど近かったとのこと。
これより、当時は太陽・月・地球が一直線上になって発生する大潮が現在の地球よりも強かったといいます。
2週間ごとに強力な大潮が発生していたため、その度に魚が海岸線の特定のポイントで座礁していたとバルブス氏は示しました。

グリーン氏は「座礁した生き物は、進化が促されたでしょう。
座礁した水の潮だまりの中では、魚たちが食べられたり、そこから水の中に逃れようと移動しようとしました。
この状態では、水に戻るために四本足のような大きなヒレを持つ方が有利となります」とコメント。

しかし、数億年間の間に地球の地形に変化あり、上記の理論を現代で立証するには証拠を集めるのが難題でした。
4億年前の地球の陸地は、北のローラシア大陸と南のゴンドワナ大陸と呼ばれる2つの超大陸から構成されていました。
これらと現在の陸地を比べると、地層のプレートと共に移動して位置が変わり、海水の浸食により海岸線の形が変化していました。
no title



続きはソースで

GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20180223-tide-pushed-evolve/



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たった1台の割り込みが渋滞40kmに…「渋滞学」最前線

1: しじみ ★ 2018/02/23(金) 12:41:54.44 ID:CAP_USER

■「渋滞学」第一人者が分析する渋滞発生の元凶とは?

 一般的に、渋滞とは「車の移動スピードが遅くなっているイメージ」、
つまり、「速さ」で定義しがちだが、これは渋滞の本質を理解するうえで正しいとは言えないようだ。

「渋滞は、いわゆる交通量調査で測るデータで捉えることが適切です。
混んでくると、定点を通過する交通量はゼロに向かっていくことになります。
つまり、車間が短いと、自動車の走行スピードが遅くなり、交通量が減るわけです。
では、ちょうどいい車間距離はどれくらいかというと、ベストなのは40mであることが分かりました」(西成教授、以下同)

 つまり、高速道路も一般道路も、40mよりも距離が詰まっている状態が「渋滞」といえるのだという。

 では、そもそも自動車の自然渋滞が発生するのはなぜなのか。
西成教授は「減速・発進が続いて、その振れ幅が大きくなっていくこと」と分析する。

「データを見ると、渋滞のほとんどは追い越し車線から発生します。
ある車が追い越し車線に割り込むと、後方の車にブレーキを踏ませてしまいます。
割り込みが複数台続いて、ストップアンドゴーを繰り返すことで、“ブレーキのバトンを渡している状態”になるんです。
早く進むために追い越し車線に自動車が集まると、よりブレーキが踏まれやすい環境になり、
追い越し車線が渋滞してきて、車間が縮まってしまうのです」

 以前、東名高速で発生した約40kmの渋滞を調べたところ、たった1台の車の車線変更が原因だったことが判明。
あまりにも急に割り込んだため、後方の自動車が続々とブレーキを踏んで、長距離渋滞につながったという。

「これは極端な例ですが、どこかで車間距離が40m以上空いていれば、ここまでの渋滞にはならなかったと考えられます」

 前の車が時速5km減速したとすると、後方車が5km減速、さらに後ろで5km減速…といけばまだいいが、
5kmの減速で後方の車は強くブレーキを踏むかもしれない。
すると結果として、速度が10km、次の車で20kmと、減速の幅が倍に広がってしまうという。


■ベストは時速70km車間距離40m

 また、物理的な原因も無視できない。道路が下り坂から上り坂に変化するサグ(凹部)や、
長い上り坂における速度低下も、渋滞の原因の半分以上を占めるといわれている。

「渋滞の起きやすいところは、ずばり上り坂です。坂に差し掛かってもアクセルをそのまま踏んでいたら、
速度は遅くなります。すぐ気づけばいいのですが、時速100kmが95kmに減速したところで、
ほとんど誰も気づかない。でも、その5kmの差がポイントになります」

「たとえば、渋滞の名所といわれる関越自動車道の花園ICは荒川を渡るところにあるのですが、
橋がちょっとだけ盛り上がっているんです。分度器で見れば2度くらいですが、
そのちょっとした盛り上がりが渋滞を生みやすくしているのです」

 坂道やカーブなどの立地条件による渋滞回避には、2つ方法があるとのこと。
1つ目は、上り坂にさしかかったら減速を抑える、つまり「速度回復」する。
2つ目は、やはり車間距離を適切にキープすることだそう。

関連ソース画像
no title


続きはソースで

ダイヤモンド・オンライン
http://diamond.jp/articles/-/160842


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塩野義製薬の新インフル薬「ゾフルーザ」を厚労省が承認 服用1回でウイルスの増殖抑える効果

1: イレイザー ★ 2018/02/23(金) 12:17:52.85 ID:CAP_USER9

http://www.sankei.com/smp/west/news/180223/wst1802230048-s1.html

 塩野義製薬は23日、厚生労働省から新しいインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」の製造販売について承認を得たことを発表した。錠剤を1回服用するだけでインフルエンザウイルスの増殖を抑える効果が期待されている薬で、厚労省の薬価基準に収載された後、同社は早ければ今年春にも販売する。

 同社は昨年10月、成人、小児のA、B型インフルエンザウイルス感染症の治療薬として厚労省に承認を申請。画期的な薬を世界に先駆けて国内で早期実現させるための「先駆け審査指定制度」の対象になっており、厚労省が優先的に審査していた。通常、申請から1年かかるとされる承認までの期間が、4カ月に短縮された。


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【悲報】野生の馬、すでに絶滅していた DNA分析で判明 想外の結果

1: ばーど ★ 2018/02/23(金) 13:19:30.32 ID:CAP_USER9

これまで野生種と考えられていたプルツワルスキー(2016年1月22日撮影)
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【2月23日 AFP】世界の野生種のウマは、すでに絶滅していたとする研究結果が22日、発表された。ウマの祖先の最新DNA分析に基づく系統樹の書き換えにつながる予想外の結果だという。

 米科学誌サイエンス(Science)に掲載された論文によると、地球に現存する最後の野生種と大半の人々が考えていた「プルツワルスキー(Przewalski、 モウコノウマ)」は、実際には所有者の元から逃げ出した家畜馬の子孫なのだという。

 論文の共同執筆者で、米カンザス大学(University of Kansas)生物多様性研究所・自然史博物館考古学部門の学芸員のサンドラ・オルセン(Sandra Olsen)氏は「これは大きな驚きだった」と話すも、「結果は、生きている野生馬が地球上に存在しないことを意味している。これは悲しむべき部分だ」と付け加えた。

 研究は、カザフスタン北部の「ボタイ(Botai)」と「クラスヌイヤール(Krasnyi Yar)」の2か所で行われた考古学的調査に基づいている。科学者らはこれらの遺跡で、今から5000年以上さかのぼる最古のウマ家畜化の証拠を発見していた。

 このルーツをさらに掘り下げるために、国際研究チームは遺跡で発掘された歯と骨に基づき、ボタイ遺跡のウマ20頭と、ユーラシア(Eurasia)大陸全域のウマ22頭のゲノム(全遺伝情報)を解析した。

 次に研究チームは、今回解析した古代のウマのゲノムと、すでに公開されている古代馬18頭と現生馬28頭のゲノムデータとを比較した。

 その結果、プルツワルスキーは、約5500年前にカザフスタン北部ボタイの人々に飼われていた、知られている中で最古の家畜馬の子孫であることが明らかになった。

 これは、野生種と考えられていた馬が、実際には野生化した馬だったことを意味している。プルツワルスキーは家畜化から逃れた馬であり、当初から野生だったわけではなかったのだ。

■新たな探究

 国際自然保護連合(IUCN)はプルツワルスキーを絶滅が危惧される生物種とみなしている。

 プルツワルスキーは、腹部が丸くて足が短く、毛色が赤茶色からベージュ色をしている。先史時代には中央アジア、欧州、中国などに広く生息していた。1960年代に一度は野生個体絶滅と判断されたが、多くの繁殖計画と再導入活動で個体数の回復へとつながった。

 また、今回の研究結果は、今日の家畜馬の本当の起源を明らかにするための新たな探究へのきっかとなった。

 フランス国立科学研究センター(CNRS)の科学者、ルドビク・オルランド(Ludovic Orlando)氏は、「現行のモデルは、現生種の家畜化されたウマの全てが、現在のカザフスタン北部のボタイで飼い慣らされたウマの子孫であることを示唆している。だが、今回のゲノム分析は予想外の結果をもたらした」と説明した。

 分析の結果、ボタイのウマは現代の家畜馬の祖先ではなかったことが判明した。そうであれば「現代の家畜馬の起源は別のところで探さなければならない」(c)AFP/Kerry SHERIDAN

2018年2月23日 11:57
AFPBB News
http://www.afpbb.com/articles/-/3163756



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「土に返る電池」生物由来の材料でNTTが開発

1: しじみ ★ 2018/02/22(木) 05:10:59.76 ID:CAP_USER

 NTTは19日、生物由来の材料や肥料の成分でできた環境にやさしい電池を開発したと発表した。
あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の時代に大量のセンサーが使われることを想定。
付属する電池の回収が困難な場合でも土に返って自然環境に負荷をかけないという。
容量は市販の電池の10分の1程度で、今後改良を重ねて商品化を目指す。

 開発したのは「ツチニカエルでんち」。
通常の電池は亜鉛合金などの物質を含むが、生物由来の材料や肥料成分を使って同様の仕組みを実現した。
土壌に混ぜて野菜の発育を調べたところ、生育に悪影響を与えないことが確認できた。

 IoTの時代になると様々なものにセンサーが取り付けられる。
ただ、センサー自体や作動させるための電池をどう回収するかについては議論が進んでいなかった。

 研究の成果は、22~23日に開く「NTT R&Dフォーラム2018」で公表する。

日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27082090Z10C18A2X13000/



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さっきフッ化水素酸手にこぼしてしもたんやが、教授から今すぐ病院行け言われて草

1: 風吹けば名無し 2018/02/15(木) 17:28:42.45 ID:lk3UQL3wd

手について即洗い流したんやが
それでも即病院必須なんかw


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カムチャッカ半島産の鉱物中に量子ビット 東京理科大学が発見

1: しじみ ★ 2018/02/22(木) 02:57:54.77 ID:CAP_USER

東京理科大学の藤原理賀助教らの研究グループは、
カムチャッカ半島のトルバチク火山で発見された鉱物を実験・理論の両側面からその内部磁気状態を調べた。
この結果、同物質の低温磁気状態が、一次元的に強い量子もつれを持った「ホールデン状態」であることを発見した。

 スピン(電子の角運動量の自由度)の大きさが整数の場合の低温状態をホールデン状態と呼ぶ。
この状態では、スピン間に強い量子もつれ(状態の重ね合わせによって現れる、異なる量子間の相関効果)があり、
一次元鎖の両端に位置する2つのスピンに、2量子ビット(量子計算の情報単位)に相当する自由度が現れる。

 また、この状態を積極的に活用した量子コンピュータの開発が、基礎科学・工学応用の両側面から期待されている。
一方で、ホールデン状態の再現には、整数スピンが必要であり、これを実現する元素は非常に限られているため、
これまで積極的に応用への試みがなされていなかった。

 K2Cu3O(SO4)3(鉱物名:Fedotovite)は、カムチャッカ半島のトルバチク火山で発見された鉱物。
研究グループは、この物質を構造的特徴から「辺共有四面体量子スピンクラスタ鎖」と名付けて人工合成し、
内部磁性に関して室温付近から4K以下まで実験的理論的に検討。
その結果、各辺共有四面体クラスタ(銅イオン6個で形成)は
硫酸イオンにより一次元的な相互作用を持つためホールデン状態が実現することが判明。
さらに、辺共有四面体の数が偶数の場合のみ低温状態としてホールデン状態が出現する可能性があることが分かった。

 今回の知見を一般化して、ホールデン状態を人工的に再現する指針も示した。
今後、より柔軟な量子コンピュータの設計指針構築が期待される。

論文情報:
【Physical Review Letters】Cluster-Based Haldane State in an Edge-Shared Tetrahedral Spin-Cluster Chain: Fedotovite K2Cu3O(SO4)3
https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.120.077201

大学ジャーナル
http://univ-journal.jp/19359/


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