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2018年03月

脳に入る寄生虫が温暖化で北上、ナメクジに注意「広東住血線虫」

1: しじみ ★ 2018/03/22(木) 10:33:10.74 ID:CAP_USER

■決して生では食べず、生野菜はよく洗い、水筒のふたは閉めること

オーストラリア人のサム・バラード氏は19歳のとき、パーティで友人たちにけしかけられてナメクジを食べた。
数日のうちに、彼は珍しいタイプの髄膜炎にかかり、それから1年以上昏睡状態が続いた。
意識が戻った後も首から下の麻痺は治っていない。

 医師によると、
バラード氏の病気の元凶はナメクジに寄生する広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)だという。

 広東住血線虫の感染者はバラード氏の他にもいる。
なかには氏と同じように、周りにけしかけられた結果として罹患した例もある。
これまでに少なくとも3件の感染例で、少年や青年がナメクジやカタツムリを食べていたことがわかっている。
さらに注目すべきは、この寄生虫が今、世界のこれまで確認されていなかった地域にも広がっていることだ。

 アジア原産の広東住血線虫は現在、アフリカ、オーストラリア、カリブ海諸国、米国南部などでも見られる。
2017年には米ハワイ州の疫学者サラ・パーク氏が、同州での感染例が年間10件ほどにのぼると報告した。

 ブラジルの場合、広東住血線虫が国内に持ち込まれた原因は、エスカルゴの養殖だと考えられている。
1980年代末、ブラジルではアフリカ産の巨大なカタツムリを養殖するキットが販売され、自宅でできる副業として人気を博した。

 しかし、ブラジルではエスカルゴ料理はさほど好まれなかったようだ。
やがてこの仕事が成り立たなくなると、カタツムリは周辺の土地に進出し、同時に広東住血線虫も定着した。
ナショナル ジオグラフィックは2007年に、アフリカ産のカタツムリが原因で、
ブラジルで2人が髄膜炎にかかったことを報じている。

広東住血線虫はカタツムリやナメクジの仲間に寄生する。
寄生しても明らかな兆候が見られないため、屋外で目にする個体がキャリアなのかどうかを見分けることは不可能だ。

「カタツムリにはたくさんの寄生虫がいます。鳥をはじめ、多くの動物の餌になりますから。
寄生虫にとっては、他の動物に食べられる宿主がありがたいのです」。
米フロリダ州南部で広東住血線虫の調査をおこなったフロリダ大学の寄生虫学者、
ヘザー・ストックデール・ウォルデン氏はそう語る。

 水に入り込んだカタツムリが動物に食べられることもある。
フロリダ州では、イヌ、馬、鳥の他さまざまな野生動物から広東住血線虫が見つかった。
2004年には、広東住血線虫が原因でマイアミ州メトロ動物園のシロテテナガザルが死に、
2012年には、マイアミ在住の個人が飼育していたオランウータンが、
カタツムリを食べたあとで死亡した例も報告されている。

■世界に広がる生息域

 英語で「rat lungworm(ネズミ肺線虫)」と呼ばれる通り、
広東住血線虫は生涯の一時期をネズミの肺で過ごす。
感染したネズミが咳をして、肺から喉に幼虫が吐き出されると、すぐにまた飲み込まれて腸を通り抜け、
糞と一緒に排出される。続いてカタツムリやナメクジがこの糞を食べ、
幼虫が体内に取り込まれ、しばらくの間、新たな宿主の中で成長する。

 広東住血線虫が繁殖するには、その後、幼虫がネズミの体内にふたたび戻らなければならない。
このステップは、感染したカタツムリやナメクジをネズミが食べることで完了する。
ネズミの体内に戻った幼虫は脳に移動し、そこである程度まで成長してから、心臓と肺を繋ぐ肺動脈に移る。
心臓から血液が送り出されてくるこの場所で、広東住血線虫はようやく交尾に至る。

続きはソースで

画像中央に見える麺のような生物が、ネズミの肺動脈から突き出た広東住血線虫の成虫。
no title

画像:宿主のカタツムリの中で感染可能な状態まで成長した広東住血線虫の幼虫。
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ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/18/032000125/


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諫早湾干拓「排水門開門禁止」判断への控訴認めず 福岡高裁

1: みつを ★ 2018/03/19(月) 17:22:55.92 ID:CAP_USER9

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180319/k10011370871000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_019

3月19日 13時06分
長崎県で行われた諫早湾の干拓事業をめぐる裁判で、福岡高等裁判所は、去年4月に長崎地裁が出した排水門の開門を禁止するよう命じた判断に対して漁業者側が控訴することを認めないとする判決を言い渡しました。漁業者側は、19日の判決を不服として最高裁判所に上告する方針です。

諫早湾の干拓事業をめぐっては、去年4月、長崎地方裁判所が「開門すると農地に塩害などが発生する可能性が高い」などとして干拓地の農業者の訴えを認め、国に対し排水門の開門を禁止するよう命じました。

国は判決を受け入れて控訴しませんでしたが、開門を求める漁業者側がこれまでの補助的な参加者ではなく、裁判の当事者としての地位を認めるよう訴えていました。

これについて19日、福岡高等裁判所の西井和徒裁判長は「法律上の利益がある立場とはいえない」として訴えを退け、漁業者側が去年の長崎地裁の判決に対し控訴することを認めないとする判決を言い渡しました。

漁業者側は19日の判決を不服として最高裁判所に上告する方針です。

一方、この裁判に関連して、福岡高等裁判所は、開門しないことを前提に国が100億円規模の基金案を設けることを柱とする和解勧告を示していましたが、漁業者側は19日、裁判所に拒否する回答を示し、和解協議は決裂する見通しとなりました。


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花粉症解消は350年先? スギなどの植え替え事業

1: ごまカンパチ ★ 2018/03/22(木) 00:55:42.95 ID:CAP_USER9

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180321-00024690-kana-l14
 林野庁の沖修司長官は20日、首都圏の花粉症対策として進めているスギやヒノキを花粉の少ない苗木に
植え替える事業について、現在のペースで植え替えが終わるのは「今後、約350年かかる」と明らかにした。

 同日の衆院農林水産委員会で、希望の党の後藤祐一氏(衆院比例南関東)の質問に答えた。

 沖長官は、首都圏で花粉の発生源となっている神奈川、東京、埼玉におけるスギやヒノキの人工林の面積は
計12万ヘクタールと説明。国はスギやヒノキを伐採して花粉の少ない苗木への植え替えを促進しているが、
2016年度に植え替えられた実績はわずか123ヘクタールだった。
このほか、神奈川県内では228ヘクタール分で広葉樹の植栽が実施されたという。

 その上で「単純に計算するのは難しいが、今後とも(このペースが)単純に続くと植え替えには約350年かかると計算できる」
と答弁。ただ、林内の路網整備や労働力の確保、木材需要の拡大などによって状況は変わるとも述べた。

 後藤氏は「花粉症は国民的課題。せいぜい5年、10年のスパンで解決していただきたい」と述べ、
森林環境税の活用などによる取り組みの推進を求めた。


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キタシロサイ最後のオスが死亡 事実上の絶滅

1: 野良ハムスター ★ 2018/03/20(火) 20:15:06.99 ID:CAP_USER

【ナイロビAFP=時事】世界に1頭しか残っていなかった雄のキタシロサイがケニア中部オルペジェタ自然保護区で死んだ。保護区が20日、発表した。地球上でキタシロサイは同じ保護区に雌2頭が残るのみとなり、事実上の絶滅が確定した。研究者らは、保存された遺伝子を利用した体外受精に最後の望みをつないでいる。

保護区によると、死んだキタシロサイ「スーダン」は45歳だった。「加齢に伴いあちこち衰えていた。最後は立てなくなり、安楽死しか選択肢は残っていなかった」という。

キタシロサイはかつて、ウガンダや中央アフリカ、スーダン、チャドなどアフリカ大陸中部に広く生息した。しかし、アジアで漢方薬、イエメンで短剣のつかに利用するため、1970~80年代に角を目当てにした乱獲が続いた。

90年代後半からのコンゴ(旧ザイール)内戦がとどめとなり、2008年までに野生種は絶滅したと考えられている。チェコの動物園に残っていた雄雌2頭ずつをケニアに移し、最後の繁殖を試みていたが、雄1頭は14年に死んでいた。(2018/03/20-18:51)

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https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032001025


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ゼリー(ゲル)は小さいほど硬くなることを発見

1: 野良ハムスター ★ 2018/03/16(金) 21:41:48.16 ID:CAP_USER

東京農工大学は、細胞の様な鋳型を用いて1/100mmスケールのミクロなゼリー球を作製し、そのゼリー球の硬さを測ることにより、ゲル化させる際の鋳型のサイズによってゼリーの硬さが大きく変化することを発見したと発表した。

同研究は、東京農工大学大学院工学研究院先端物理工学部門の柳澤実穂テニュアトラック特任准教授、大学院生の酒井淳氏、村山能宏准教授、慶應義塾大学理工学部生命情報学科の藤原慶専任講師、九州大学先導物質化学研究所の木戸秋悟教授らの研究グループによるもので、同研究成果は、3月15日付でアメリカ化学会誌「ACS Central Science」オンライン版に掲載された。

ゼラチンからなるミクロなゼリー(以下、ミクロゲル)は、食品や化粧品、医薬品など、日用品には欠かせない物となっている。それらの食感や質感、強度などの機能を強く支配する力学的性質は、ミクロゲルが分散した水溶液や大きなゲルに対してはよく知られているものの、ひとつのミクロゲルが示す力学的性質は測定が困難で、詳細な解析が渇望されていた。

同研究では、非常に細いマイクロキャピラリーを用いてミクロゲルを引っ張ることにより、ひとつのミクロゲルの硬さを測定することに成功した。そして、ゼラチンがゲル化する際に、脂質膜で覆われたマイクロメートルサイズの空間に閉じ込められていることで、ゲル化後の硬さが通常の大きなゲルに比べて10倍程度上昇することが見出された。さらに、このミクロゲルの分子構造を調ベたところ、通常のゼラチンが作る三重らせん構造だけではなく、βシート構造と呼ばれるユニットが連なった構造も同時に作っていることがわかり、この構造変化によってゲルが硬くなっていることが明らかになった。

ミクロゲルは、細胞を支える骨格としても機能していることから、同成果は細胞内の生体高分子ゲルの特性解明に貢献できると期待される。また、ゲルの硬さを利用した機能性材料の設計に新しい視点を与え、今後の食品・医薬品・化粧品として活用されるミクロゲル材料の創成へ応用されることが期待されるということだ。

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https://news.mynavi.jp/article/20180316-601028/


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テレビ番組「池の水ぜんぶ抜く」で在来魚が大量死 捕獲生物保管の容器足りず、大勢の参加者が踏み荒らし池の中が酸欠

1: (?∀?(⊃*⊂) ★ 2018/03/19(月) 15:09:15.63 ID:CAP_USER9

岐阜大准教授 「生息状況十分に把握を」

 人気のテレビ番組「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」が撮影された岐阜県羽島郡笠松町の木曽川河畔のトンボ池で、
目的の外来魚駆除の際、主催者側の対応が十分でなく、在来魚が大量死したとの参加者の声がインターネット上で話題になっている。

池干しは全国各地で行われているが、専門家は「在来生物が多く生息する池では駆除と保護を同時に行うのは難しい。
事前に専門家に相談すべき」と指摘する。

「池の水-」は、池干しをして水質改善や外来種駆除を図る番組。今回の撮影は2月18日に行われた。
同池でトンボの保護活動を続ける「トンボ池を守る会」(笠松町)が番組に応募した。
会員のほか、大学生や農林高校生のボランティア、一般参加者ら千人以上が県内外から集まった。

今月11日に放映された番組では、参加者が網などでライギョなどの外来生物を捕獲し、
ヤゴのほか、県が準絶滅危惧種に指定する在来魚のイトモロコなどを保護したと伝えた。

生物保管の容器足りず

一方、大勢の参加者が踏み荒らしたことで池の中が酸欠となり在来種を含む小魚の死体が浮いている状況だったと、
複数の参加者がツイッターに投稿。参加者に指示を出す専門家が少なく、
捕獲した生物を保管する容器も足りていなかったとの不満が書き込まれた。

主催者である守る会の可児幸彦会長(72)は「今回は、ヤゴを食べる外来魚の駆除が目的。
守る会では調査できなかった生物の生息状況が分かった」と意義を語る。
ただ、想定の倍近くになった参加者数に戸惑い、「池への立ち入り制限はしていなかった。全てに目を配るのは無理だった」と話す。

守る会は昨年12月に番組に応募し、今年1月に管理者の国土交通省から許可を得た。
制作会社のスタッフとは2度現地確認をしたが、専門家は不在だった。

今回、番組側が専門家や水を抜く業者を手配し、守る会は参加者の募集を担った。
本紙の取材に対し、テレビ東京広報部は「さまざまな意見が出ていることは承知している。
皆さまの声に真摯(しんし)に向き合い、専門家の話も引き続きうかがいながら、今後の番組制作に生かしたい」とコメントしている。

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20180319/201803190829_31814.shtml

番組のロケで外来魚の駆除が行われたトンボ池=2月18日、羽島郡笠松町無動寺(トンボ池を守る会提供)
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近視や遠視を治す革命的な目薬「ナノドロップス」がイスラエルで爆誕!これからはメガネ不要の時代に

1: ニライカナイφ ★ 2018/03/11(日) 23:03:20.88 ID:CAP_USER

◆近視や遠視を治す革命的な目薬「ナノドロップス」が爆誕! これからはメガネ不要の時代に!?

コンタクトレンズを使うと、目が疲れたりドライアイになったり。
かといってメガネ掛けるのも頭痛や運動時に不便なもの。
そんな方に朗報!

なんと、イスラエルでは「目薬を差すだけで視力回復する」夢の製品が開発中のようです。
イスラエルのバル・イラン大学の科学者と、眼科医デビット・スマジャ氏が共同で開発中の目薬「ナノドロップス(Nanodrops)」。
差すだけで角膜の傷を修復し、近視や遠視を治すものとして、昨年ESCRS(欧州白内障屈折手術学会議)にて論文発表されました。

「ナノドロップス」は、目薬中に含まれるナノ粒子が角膜の屈折率を補正するというもの。
スマジャ氏は「生体を傷つけずに視力補正できる革命的な製品」として、太鼓判を押している様子です。

10頭のブタを使い実験を行なったところ、軽度の視力障害を治癒させることに成功。
年末までにはヒトを対象とした臨床実験を予定しており、うまくいけばメガネやコンタクトレンズが完全に不要になる未来が期待されています。
ただどのくらいの頻度で目薬を差す必要があるのか?副作用はあるのか?などの情報は明かされていません。

ユルクヤル、外国人から見た世界 2018年03月11日
http://yurukuyaru.com/archives/75276415.html


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