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うま味

「化学調味料」に生じたネガティブイメージ・・・味の素の“名誉回復”に社長自ら立ち上がる

1: あずささん ★ 2019/05/24(金) 07:13:41.52 ID:9j0W/aGC9

食品大手の味の素が、うま味調味料「味の素」のイメージ改善に本腰を入れ始めている。味の素はおなじみの調味料として塩や砂糖と同じように認知され、多くの加工食品にも使われている。一方、化学調味料という呼称が広がったため、「天然」と対比してあまりよくないイメージを持つ人がいるのも事実だ。

ネガティブなイメージはどうして生じたのか。歴史をたどると、米国の論文に行き着く。味の素の西井孝明社長は「風評被害であり、消費者へのミスリードだ」として、イメージ払拭の先頭に立つと宣言した。

4月、都内で開かれた同社のメディア向け懇談会。登壇した西井氏は「風評被害」「ネガティブイメージ」との言葉を繰り返した。さらに、「化学調味料無添加」「化学調味料不使用」といった文字が躍る他社の食品パッケージをスライドで示しながら、「食品メーカーであれば意味がない(安全である)ことは分かっているはずなのに、(表示を)使い続けている」と、穏やかながらも厳しい口調で批判した。

調味料の味の素は97・5%がグルタミン酸ナトリウムで、この成分の英語圏における略称は「MSG」。人が舌から感じる5つの味覚「甘味、酸味、塩味、苦味、うま味」のうち、うま味を刺激するのがMSGで、和食の基本である昆布からとるだしに多く含まれることでも知られる。

MSGの抱えた過去は悲劇的だ。1969年5月、1本の論文が米科学雑誌「サイエンス」に発表された。MSGをマウスの新生児に皮下注射して影響を調査したというものだが、「体重60キログラムの成人に換算すると、30~240グラムのMSGを溶かして一気に注射した」(西井氏)結果、マウスの脳の視床下部に損傷が発生したとの報告だ。

この論文を元に米ニクソン大統領の栄養顧問だったメイヤー博士が、ベビーフードにMSGを使わないよう勧告を発表。この勧告は同年10月、日本でも報道され、MSGを主成分とする味の素は一気に「体に悪い」とのイメージが定着したという。

その後、90年代に入ると世界の科学界でこの論文の検証が行われ、MSGの安全性が証明された。米食品安全局(FDA)も95年、MSGの安全性再確認を公表している。

日本では「70年代は食品を含む公害が課題となり、その中で化学調味料がネガティブなイメージに転換。80、90年代は食に関するグルメブームが起きたが、味の素への健康被害の疑念と妄想は続いた」と西井氏。90年代の米国での安全性検証と証明は、「残念ながら日本では食のブームの中で忘れ去られた」(西井氏)という。(以下省略)
※以下の部分はソース元にてご確認ください。

ソース/産経新聞社
https://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/190523/ecn19052315300005-n1.html



引用元:http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1558649621/続きを読む

【味覚】脂肪酸は第6の基本味、証拠となる神経を九州大学が発見

1: しじみ ★ 2019/02/12(火) 12:07:12.84 ID:CAP_USER

 食べ物に含まれる油脂の存在を強く意識はできないが、あればより好んで食べたくなる。私達はどうやって油脂の存在を知るのか?九州大学五感応用デバイス研究開発センターの安松(中野)啓子特任准教授、二ノ宮裕三特任教授らの研究グループは、他の味とは独立して脂肪酸の味を伝える神経を鼓索神経の一部に発見した。これは甘味、苦味、うま味、塩味、酸味の5つの基本味に加え、脂肪の味が6番目の基本味である新たな証拠となるという。

 これまで、げっ歯類の味蕾細胞に受容体GPR40や受容体GPR120 、さらにトランスポーターCD36が存在し、脂肪酸を受容している可能性が示唆されていた。しかし、ヒトの官能評価、げっ歯類の嗜好性、そして細胞の応答性に関する今までの研究では、脂肪酸独自の味の存在を証明することはできなかった。

 今回マウス鼓索神経単一線維における応答を記録したところ、脂肪酸に特異的な応答を示す神経線維が全体の約17.9%を占めていた。また、半数以上の甘味、うま味応答神経群が脂肪酸に応答した。GPR120を発現しないマウス(GPR120ノックアウトマウス)では脂肪酸神経は激減し、味覚嫌悪学習を用いた行動実験では、このマウスはリノール酸とうま味物質のグルタミン酸を区別できなかった。このことから、脂肪酸独自の味を感知する味細胞では、GPR120が重要な役割を果たすことが分かった。

 今回の報告は、必須脂肪酸を含む長鎖脂肪酸の検知システムが生体に備わっており、体内で脂肪酸がさまざまな効果を及ぼし健康を保つために、体内に選択的に取り込む手掛かりになっている可能性を示している。今後、摂食行動・消化吸収との関連解明や、食品開発へ大きな影響を与えることが期待される。

論文情報:【Acta physiologica】Fatty acid taste quality information via GPR120 in the anterior tongue of mice
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/apha.13215

https://univ-journal.jp/24738/



引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1549940832/続きを読む
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