1: デビルゾア ★ 2021/12/15(水) 04:40:32.26 ID:G2WI1vGs9
文系の「大学院卒」が日本だけ圧倒的に少ないのはなぜ? 大学院進学率の高い大学ランキング
大学卒業者のうち、大学院(および専門職学位課程)に進学するのはおよそ10人に1人。出身学部の分野別に見ると、理学40.3%、工学35.6%、農学22.7%に対し、人文科学4.1%、社会科学2.2%と、いわゆる「文系」での進学率は極めて低く(「令和2年度 学校基本調査」)、文系での修士号保有者は、諸外国と比べても圧倒的に少ない。そのひとつには、就職活動などで大学院での経験が重視されにくい状況があるというが、なぜなのか。(中略)
* * *
「大学院に進学するメリットはなかったと思います。就活でそれがプラスに働いたことはありません」
都内の不動産会社に勤める男性(28)はこう話す。(中略)
「大学院では海外での共同研究や学会発表などを通じて、文書作成やプレゼンテーションの能力が身についたと思います。しかし面接で、大学院の話はほとんど聞かれませんでした。給与も学部卒と変わらないし、会社は大学院卒にあまり価値を感じていないのだと思います。そう考えると、もったいない2年間でした」
■理系の大学院進学率 上位は国公立中心
(中略)
まず理系からみてみよう。工、理工学部では上位3つを東京工業大が占め、もっとも高い「物質理工」では、大学院進学率が98.3%にも及ぶ。同大は学部と大学院が連結した「学院」制度を取っている。以下、12位までは国公立大が並び、進学率は8割を超えている。
理学部と農、水産、生物系学部は、どちらも東北大が1位となった。2位以降も上位は国立大を中心に7割を超えた。
一方、文系に目を向けると進学率は大きく下がる。法学部では、トップの京都大が31.9%で、2位以降は2割を下回る。文、外国語学部では2割を超えたのは京都大、東京大の2大学のみだ。
経済、経営、商学部では、東京大が9.7%、京都大が9.5%と、研究力トップクラスの大学でさえ1割を切った。そのなかで33.9%とずばぬけて高いのが岡山商科大経済学部。同ランキングでは、8年連続で1位だ。
(中略)
■アメリカでは修士と学部卒で初任給に1.5倍の差
海外では注目されるという「修士号」の肩書。アメリカの大学院教育に詳しい東京大学大学院教育学研究科の福留東土教授はこう話す。
「アメリカでは、修士号を持っている人は学部卒の人に比べて、初任給だけで1.5倍前後の差が生まれます。特に経営学などのビジネス系や教育系では、修士号を持つことに強い経済的なメリットがあります。日本では研究目的で大学院に進学するケースが多いですが、アメリカでは、大学での学びを実務でのキャリアに生かす目的で進学するケースが多い。大学院側も、そうした学生側のニーズに沿う教育を提供しようという意識を強く持っています」
(中略)
人文・社会科学における修士号取得者数を人口100万人当たりの人数で国際比較した2018年のデータがある。これによると、アメリカは37万5953人、イギリスは13万4975人、韓国は3万9886人に対し、日本は1万4479人と先進国の中で圧倒的に少ない(文部科学省 科学技術・学術政策研究所『科学技術指標2021』)。
(中略)
また大学院に進んだとしても、やはり就活のスケジュールによって「中途半端」にならざるを得ない状況があるという。
「就活は大学院2年目に入った時に始まりますから、大学院の学びは実質1年しかできていません。文系の場合は大学院進学の際に専門を変えることも多く、その場合、1年目は基礎修得に使われます。修士論文執筆まで経験すれば大きな成長が見込めますが、それ以前の段階で、面接担当者にインパクトのある話をするのは難しいのではないでしょうか」
(全文はこちら)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f6fc4e603e9a647a125734e5a8482079ea3a2c2
大学卒業者のうち、大学院(および専門職学位課程)に進学するのはおよそ10人に1人。出身学部の分野別に見ると、理学40.3%、工学35.6%、農学22.7%に対し、人文科学4.1%、社会科学2.2%と、いわゆる「文系」での進学率は極めて低く(「令和2年度 学校基本調査」)、文系での修士号保有者は、諸外国と比べても圧倒的に少ない。そのひとつには、就職活動などで大学院での経験が重視されにくい状況があるというが、なぜなのか。(中略)
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「大学院に進学するメリットはなかったと思います。就活でそれがプラスに働いたことはありません」
都内の不動産会社に勤める男性(28)はこう話す。(中略)
「大学院では海外での共同研究や学会発表などを通じて、文書作成やプレゼンテーションの能力が身についたと思います。しかし面接で、大学院の話はほとんど聞かれませんでした。給与も学部卒と変わらないし、会社は大学院卒にあまり価値を感じていないのだと思います。そう考えると、もったいない2年間でした」
■理系の大学院進学率 上位は国公立中心
(中略)
まず理系からみてみよう。工、理工学部では上位3つを東京工業大が占め、もっとも高い「物質理工」では、大学院進学率が98.3%にも及ぶ。同大は学部と大学院が連結した「学院」制度を取っている。以下、12位までは国公立大が並び、進学率は8割を超えている。
理学部と農、水産、生物系学部は、どちらも東北大が1位となった。2位以降も上位は国立大を中心に7割を超えた。
一方、文系に目を向けると進学率は大きく下がる。法学部では、トップの京都大が31.9%で、2位以降は2割を下回る。文、外国語学部では2割を超えたのは京都大、東京大の2大学のみだ。
経済、経営、商学部では、東京大が9.7%、京都大が9.5%と、研究力トップクラスの大学でさえ1割を切った。そのなかで33.9%とずばぬけて高いのが岡山商科大経済学部。同ランキングでは、8年連続で1位だ。
(中略)
■アメリカでは修士と学部卒で初任給に1.5倍の差
海外では注目されるという「修士号」の肩書。アメリカの大学院教育に詳しい東京大学大学院教育学研究科の福留東土教授はこう話す。
「アメリカでは、修士号を持っている人は学部卒の人に比べて、初任給だけで1.5倍前後の差が生まれます。特に経営学などのビジネス系や教育系では、修士号を持つことに強い経済的なメリットがあります。日本では研究目的で大学院に進学するケースが多いですが、アメリカでは、大学での学びを実務でのキャリアに生かす目的で進学するケースが多い。大学院側も、そうした学生側のニーズに沿う教育を提供しようという意識を強く持っています」
(中略)
人文・社会科学における修士号取得者数を人口100万人当たりの人数で国際比較した2018年のデータがある。これによると、アメリカは37万5953人、イギリスは13万4975人、韓国は3万9886人に対し、日本は1万4479人と先進国の中で圧倒的に少ない(文部科学省 科学技術・学術政策研究所『科学技術指標2021』)。
(中略)
また大学院に進んだとしても、やはり就活のスケジュールによって「中途半端」にならざるを得ない状況があるという。
「就活は大学院2年目に入った時に始まりますから、大学院の学びは実質1年しかできていません。文系の場合は大学院進学の際に専門を変えることも多く、その場合、1年目は基礎修得に使われます。修士論文執筆まで経験すれば大きな成長が見込めますが、それ以前の段階で、面接担当者にインパクトのある話をするのは難しいのではないでしょうか」
(全文はこちら)
https://news.yahoo.co.jp/articles/6f6fc4e603e9a647a125734e5a8482079ea3a2c2
引用元: http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1639510832/続きを読む