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原子力電池

太陽系外で活動していたNASAの探査機「ボイジャー2号」の全観測機器が停止、一体何が起こったのか?

1: みずいろの雨 ★ 2020/02/12(水) 00:40:04.91 ID:JnIiTNj/9

NASAのボイジャー2号は、太陽から遠く離れた惑星を調査する無人宇宙探査機です。そのボイジャー2号は、地球から180億km離れた宙域で原因不明の電力不足を起こし、全観測機器が停止しました。しかし、NASAは原因を特定し、ボイジャー2号を再起動することに成功しました。

News | Voyager 2 Engineers Working to Restore Normal Operations
https://www.jpl.nasa.gov/news/news.php?feature=7587

NASA brings Voyager 2 fully back online, 11.5 billion miles from Earth
https://www.inverse.com/science/nasa-brings-voyager-2-fully-back-online-11.5-billion-miles-from-earth

ボイジャー2号は太陽系の外惑星系の調査を目的として、NASAが1977年に打ち上げた無人宇宙探査機。1979年に木星、1981年に土星、1986年に天王星、1989年には海王星を探査するという壮挙を達成。その後も稼働を続けており、宇宙空間を漂いながら探査を続けていました。

ボイジャー2号は2018年12月10日に太陽圏を離脱。人類史上初となる星間空間の調査に踏み出しました。

2020年1月25日、40年以上も連続で稼働を続けていたボイジャー2号に原因不明の電力不足が発生。地球から180億km離れた宙域で一時的に全観測機器が停止しました。

地球から180億kmというのは、地球から送信したコマンドがボイジャー2号に到達するまでに約17時間、その返答が戻ってくるのに約17時間と、通信するだけで計34時間かかる距離です。NASAのジェット推進研究所(JPL)の専門チームは数日かけてボイジャー2号の状態を把握し、原因が「電力消費の高い2つのシステムが意図せずに同時に起動したこと」だと突き止めました。その結果、ボイジャー2号は電力を使い果たして緊急システムが起動、最低限のシステムのみで動くモードに移行したとのこと。

2020年1月18日、専門チームは電力を過剰消費していたシステムのうちの1つを正常にシャットダウンさせ、観測機器を起動し直しました。

2020年2月5日、全システムの正常動作を確認。ボイジャー2号は広大な宇宙に関するデータを再び収集し始めました。

ボイジャー2号は、原子力電池の1種である放射性同位体熱電気転換器(RTG)によって稼働しています。放射性物質の崩壊熱を電気に変換するRTGは、燃料である放射性物質を次第に消費するため、その出力が次第に低下します。それゆえボイジャー2号は、仮に事故がなかったとしても5年後には活動を停止するといわれています。

このニュースを報じたInverseは、ボイジャー2号を「人類史上最も偉大な探検家」と称揚し、「他の方法では知ることのできない宙域に関する情報を与えてくれている」と謝辞を送りました。

no title

https://gigazine.net/news/20200210-nasa-brings-voyager-2-back-online/



引用元: http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1581435604/続きを読む

ロシア、超長持ちする原子力電池を体内用に再開発

1: しじみ ★ 2019/01/24(木) 15:11:39.06 ID:CAP_USER

かつては水銀電池、現在はヨウ素リチウム電池が主流だというペースメーカーは、原子力電池を試した時代もありました。ですが日本デバイス治療研究所いわく、漏洩放射線の問題や、放射性物質に関する様々な法規制を受けることから、発展しなかったのだそうです。

しかしheise onlineによりますと、今ロシアの研究者たちが、医学的に使用可能な原子力電池への道を進んでいるのだとか。

■大きな一歩を踏み出すことに成功

この原子力電池とは、低電力の用途に適し長寿命の使用ができるベータボルタ電池を指します。ロシアの研究者たちは、この技術再開発で著しい技術的進歩を遂げ、ガス遠心分離機で可能なエネルギー源である放射性同位体ニッケル-63を69%以上に濃縮することに成功しました。

このニュースは、ロシアの国営メーカーでモスクワの核燃料を担うTVELが発表。バッテリーの寿命は濃縮度に依存し、2019年までにシベリアのゼレノゴルスクにある研究施設でいずれ80%以上の濃縮が達成されるはずだ、とも述べています。TVELによると、寿命が50年までのコンパクトな原子力電池は現在、機器製造や無線電子機器のトレンドになっているのだそうな。

■小型化できるとなれば

小型の原子力電池は、小さなエネルギー源を長期間メンテナンスフリーにする必要がある場合に理想的です。最たる例がペースメーカーですね。

原子力発電所のように崩壊熱を利用して発電するのではなく、ニッケル63やトリチウムなどの人工放射性同位元素の自然崩壊で生じる放射線を電気へ変換するメカニズムになるとのこと。これがベータボルタ電池なのです。

■どうやって遮蔽する?

放射性崩壊によるこの種の直接発電は、ベータボルタイックと呼ばれています。人工的に製造された同位体Ni(ニッケル)-63は100年の半減期を持っていますが、危険なガンマ線ではなく穏やかなベータ線を発するすることから、漏洩するかもしれない放射線は「シンプルなプラスチック包装」でシャットアウトできるというのです。

ちなみにですが、原子力ペースメーカーは、1970年代半ばにアメリカとドイツで一部の患者に同位体プロメチウム-147の電池が埋め込んでみたものの、サイズ、寿命、そして放射線に対する遮蔽に問題があった過去があります。ですがガス遠心分離機による濃縮で、未来のエネルギー装置が手に入ったのです。

体内に原子力を埋め込むのはちょっとコワい気もしますが、完璧に実用化が保証されれば昭和のロボットの気分になって愛着が湧くかもしれませんね。

no title

http://www.gizmodo.jp/2019/01/atombatterie-russia.html



引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1548310299/続きを読む
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