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錯視

脳に光線を見せる「新しい錯視」が見つかる 寺院の仏像やキリスト教のイコンのような後光

1: どこさ ★ 2021/07/02(金) 03:29:59.73 ID:QBWegf+D9

脳に光線を見せる「新しい錯視」が見つかる
ナゾロジー やまがしゅんいち 6月30日
https://nazology.net/archives/91962

no title

上の黒い円の画像、中心から光の筋が見えますよね?それ、脳が起こす目の錯覚です。

なんと、全く存在しないまぶしい光線を見せる「新しい錯視」が作成されました。

ビジュアルアーティストのカルロヴィッチ氏が2019年に彼の会社「RecursiaStudios」のロゴとして制作した錯視「シンチレーションスターバースト(きらめくスターバースト)」は、真っ白な背景に円状のパターンを花輪のように繰り返し配置したシンプルなもの。

この画像を見た人は「雲の隙間から差し込む太陽の光」のような光線が中心からでていると錯覚します。

なぜあるはずのない光が皆さんの目に映ったのでしょうか。

ニューヨーク大(NYU)の研究者がそのメカニズムを研究し、6月29日に科学論文誌『i-Perception』で報告しています。

■新しい錯覚「シンチレーションスターバースト」の原理

脳が自動的に花輪を点でつないでしまう!?

新しい錯覚は、脳が図形の「黒線の量が少ない箇所」を「明るい点」と誤認識することで発生します。

今回作成された錯覚は七角形を基本に作られています。

まず七角形と上下逆さまにした逆七角形を重ね、その内側に各辺を二等分する点と接するように小さな七角形と逆七角形をさらに描き加えます。

すると4つの七角形でできたユニットが1つ完成し、これを花輪のように大きさを変えながら配置することで「シンチレーションスターバースト」を描いているのです。

このとき1つのユニットに注目すると、七角形ペアの交点の大きいもの(外側)と小さいもの(内側)が中心から一直線上に並んでいます。

この交点を脳が明るい点だと誤認識し、さらに中心にあるユニットの交点とつなぎ合わせ続けることで、光線を形作っていると研究で分かりました。

「心は点をつなぎ、幻想的な線分を生み出します」

と開発者のカルロヴィッチ氏は発言しているそうです。

またこの効果はあくまで誤認識なので、交点をじっと見つめると効果が薄れてしまいます。

視線を動かし続けることでより光線が目立つことを実感できるでしょう。

「シンチレーションスターバースト」が発動する条件とは
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(略)

特に花輪の数を増加させるとより強く変化し、逆に線の太さはあまり変化しなかったそう。

ただこれらの条件は1つのパラメータだけを変えてもあまり変化が起きず、いくつかの条件を同時に変更することで明確な違いが見られました。

これは「シンチレーションスターバースト」の発生条件が複雑な要因の組み合わせから生じることを示しています。

一方、背景と線の色は発生条件にあまり関係がないと判明しています。背景色と線の色のコントラストが強ければ光線が発生します(例えば黒と白、赤と緑など色の差異が強かったり、明暗の差が強かったりする状態)。

このコントラストが強ければ強いほど光線も強くなると研究者は述べています。

さらに回転させることで光線が強く見えるそう。

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たしかに七角形とともに光線が動く様子がはっきり分かりますね。

■どうして「新しい錯覚」なのか?

実は今回の「シンチレーションスターバースト」と似た錯覚として「ヘルマングリッド」とよばれる錯視があります。

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こちらは格子状の網目の交差点にあるはずのない「点」が見えるという錯視です。

今回作成されたシンチレーションスターバーストは点ではなく「光線」が見えるということが既存の錯視と異なります。

このような現象は今まで確認されたことがなかったとのこと。

「シンチレーションスターバーストは認知と視覚に関する研究に役立つ可能性がある」

とカルロヴィッチ氏は述べています。

会社のロゴとしてもインパクト絶大ですが、脳科学にも大きな影響を与える図形を彼は生み出したのかもしれません。

参考文献(略)



引用元: http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1625164199/続きを読む

錯覚が起きているのは脳ではなく、目の「網膜」という新説

1: しじみ ★ 2020/06/24(水) 17:29:48.10 ID:CAP_USER

→明るさにかかわる錯覚の原理は100年以上研究されている
→脳が錯覚に介在している場合、ありえない錯覚のパターンが見つけ出され、脳の錯覚への介在が疑われる
→実験の結果、明るさの錯覚は脳でなく網膜の単純な神経回路で起きていた

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上の図は明るさを用いた錯覚を引き起こす典型的なものです。

影の部分にある「B」が描かれたマスは、明るい部分にある「A」と描かれたマスはより明るくみえます。
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「A」マスの右下の濃い色のマスが上下で色合いが変化しているのが錯覚のキーになっている。「A」マスの右下のマスを取り除くと、一気に同じ色にみえてくる/Credit:EdwardH.Adelson(文字はナゾロジー編集部記入)
ですが、周りのマスをはぎ取っていくと、実際は同じ明るさにあることがわかります。

脳を研究する研究者たちは、この錯覚(明るさ、輝度コントラスト)の背後にあるメカニズムを、100年以上にわたって解明しようと努めてきました。

しかし、ヒトの認識にかかわる部分は容易に解明できませんでした。

研究者たちはただ漠然と、「脳の調節機能にかかわる高度な働きが関与しているのだろう…」と、考えるしかなかったそうです。

ですが新たなMIT(マサチューセッツ工科大学)主導の研究によって、輝度コントラストの錯覚の発生地点は脳ではなく、網膜であることが証明されました。

錯覚は私たちの脳に辿り着く前の段階で、既に起きており、脳は後から認識するに過ぎないというのです。

MITの研究者たちは、認識問題の霧をどうやって切り抜けたのでしょうか?

■常に影のほうのドットが明るくみえる訳ではない

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画像をみると、まず脳は画像の各位置の明るさを特定します。

しかしながら、この特定は画像から発せられる光量に比例するとは限りません。

私たちの知覚は、特定の場所の色の濃さを、その場所を照らしている光の量とかけあわせて認識するからです。

そのため、上の図のように、影の場所にある明るいドット(右上と左下)に認識力を多く注いだ場合、明るい場所にある暗いドット(左上と右下)よりも、明るくみえる錯覚を起こします(実際には左右のドットは同じ色)。

反対に、明るい場所にある暗いドット(左上と右下)に認識力を多く注いだ場合、影の場所にある明るいドット(右上と左下)がより明るくみえてしまいます。

問題は「そのかけあわせが何処で行われているか?」になります。

錯覚の研究が盛んにおこなわれるようになった19世紀から現在に至るまで、このかけあわせは脳で行われると考えられてきました。

脳の明るさの調節を行う高度な働きが、錯覚をうみだしたと考えていたからです。

しかし、この説には不可解な点がありました。
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なぜなら、上の図のような「影の方のドットが暗くみえる」逆パターンが存在したからです。

「だからどうした?」

と、思われるかもしれませんがMITの研究者たちは、これは重要かつ決定的な事実だと考えました。

というのも「影の方のドットが明るくみえる」ように脳が介入をかけているなら、本来、逆は起こらないはずです。

しかし、逆がある。

すなわち、明るさの判断には脳の介在そのものが無い可能性が出てきたのです。

続きはソースで

https://nazology.net/archives/63082



引用元: http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1592987388/続きを読む
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