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野良猫200万匹の駆除、オーストラリアが目指す理由

1: しじみ ★ 2019/04/29(月) 19:14:20.10 ID:CAP_USER

(CNN) オーストラリア政府が2020年までに野良猫200万匹を駆除する計画を打ち出している。同国の野良猫は、全土で推定200~600万匹。北東部のクイーンズランド州では、1匹当たり10ドル(約800円)の報奨金を支払って野良猫の駆除を奨励している自治体もあり、動物愛護団体の反発を招いている。

問題はオーストラリアにとどまらず、隣国ニュージーランドでも、環境保護を訴える著名活動家が野良猫の管理や駆除を提言した。

オーストラリアに猫を初めて持ち込んだのは、17世紀の欧州からの入植者だったと思われる。以来、猫の数は激増し全土に広がっている。

飼い主のいない野良猫は野生生物を餌にして生き延びる。絶滅危惧種に詳しいグレゴリー・アンドルーズ氏が地元紙シドニー・モーニング・ヘラルドに語ったところによると、野良猫が一因となって、これまでに哺乳類20種が絶滅に追い込まれ、野良猫はオーストラリアの固有種を脅かす最大の脅威になっているという。

同国にとってこの意味は重大だ。オーストラリア大陸にしか生息しない固有種は、哺乳類の推定80%、鳥類の45%を占める。

しかしそうした固有種は野良猫にとって格好の獲物になる。同国環境エネルギー省は、科学的な根拠のある数字として、猫の獲物になる固有種の野鳥は全土で1日当たり100万羽以上、爬虫(はちゅう)類は170万匹以上と推計する。

哺乳類も、絶滅の恐れがある種に分類されたフサオネズミや、ネズミのような姿をしたキンコミミバンディクートなどの固有種が、猫によって脅かされている。

「猫が憎いから駆除するわけではない」「われわれが愛する動物、この国を特徴づける動物を救うための選択をしなければならない」とアンドルーズ氏は強調する。

オーストラリア政府が野良猫の駆除に乗り出す計画を発表したのは2015年。最前線で駆除に当たる地域などに500万ドルを拠出すると約束した。

しかしこの計画には環境保護活動家などからも反対の声が上がった。ディーキン大学の環境保護エコロジスト、ティム・ドーティ氏は、駆除の根拠とされている数字は科学的根拠に乏しいと主張、「2015年に目標を打ち出した時点で、オーストラリア全土に野良猫が何匹いるのかさえ分かっていなかった」と指摘する。

猫を駆除しただけで鳥類や哺乳類が救われるとも限らない。確かに野良猫は大きな問題だが、都市化や森林伐採、鉱山開発による生息地の減少といった政治的にデリケートな問題もあるとドーティ氏は指摘、「猫がそうした問題からある程度目をそらす目的で利用されている可能性もある」との見方を示している。

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https://www.cnn.co.jp/fringe/35136451-2.html



引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1556532860/続きを読む

米東海岸でクジラの「異常死」が急増、打つ手なし

1: しじみ ★ 2019/03/25(月) 13:34:25.08 ID:CAP_USER

■「異常死事例」宣言の表明から2年以上経った今も、おもな原因は特定できず

 風の強い冬の午後、米国東海岸のバージニアビーチ沖に浮かぶホエールウォッチング船で、船首にいっせいに人が詰めかけた。ザトウクジラの背びれが水面に現れたのだ。クジラが餌を取ろうと再び海中に潜っていくまでの1、2秒間に、立て続けにシャッターが切られた。

 体のわりに小さな背びれからは、ザトウクジラの本当の大きさは分かりにくい。体重は子どもでも約1トンあり、おとなの体重は、子どもをたくさん乗せた幼稚園バスを上回ることもある。ザトウクジラを骨折させられるような生きものは海中にいない、と言っていいだろう。

 一方、1.6キロ北のチェサピーク湾口の付近では、巨大な貨物船がクジラたちのいる南に向かって航行していた。1月下旬の土曜日、ザトウクジラたちは、船が盛んに行き交う航路を泳いでいた。多くの船がこの場所を通り、混雑ぶりで米国屈指の港に出入りする。こうした貨物船は、ザトウクジラへの物理的な脅威となる数少ない要因の1つだ。

「ああいう大きな船が水をかき回すと魚が集まるので、クジラは魚を目がけてやって来るのです」。バージニア水族館・海洋科学センターのホエールウォッチング船「アトランティック・エクスプローラー」号の船長、マーク・セダカ氏は話す。

 大西洋岸のクジラ研究者たちによると、座礁(漂着も含む)するクジラの体には、船舶との衝突や、漁具が絡まった跡がかつてないほど多く残されているという。2016年1月から2019年2月半ばまでに、米海洋大気局(NOAA)が記録したザトウクジラの座礁は88頭。中でもニューヨーク州、バージニア州、マサチューセッツ州が最も多かった。

 この数字は、2013年から2016年までに座礁したクジラの2倍以上に上る。

 こうしたクジラの座礁の増加により、NOAAは2017年4月、メーン州からフロリダ州にかけて、ザトウクジラの「異常死事例」が起こっているとの宣言を発表した。2年近く経った今も、宣言は撤回されていない。

 ザトウクジラの異常死事例が宣言されたのは2003年以来4回目のことだ。この宣言を出さないと、NOAAは座礁したクジラの調査を追加で行えない。だが、2017年4月の宣言直後に開かれた電話会議では、回答しきれないほどの数の質問が出た。航路には、クジラの方が多いのか、それとも船の方が多いのか? 海水温の変化でクジラの獲物が海岸近くに引き寄せられ、そのためクジラも沿岸に集まっているのか? 海の中に広がる雑音(ノイズ)がクジラの方向感覚を狂わせているのか?

■初めてではない「異常死」

 このとき、NOAAの担当者たちは、早い段階で答えを出すのは「とても難しい」と話していた。過去に3回発生した異常死についても、原因は結局「不明」とされたままだ。

 しかし、2016年1月にバージニアビーチ沖で死んだザトウクジラが見つかってから3年経った今、バージニア水族館の科学者たちは、クジラの死因を突き止めたと考えている。「異常死の2つの主な原因は、船との衝突と漁具だというのが結論です」。同館で座礁クジラについての対応を取りまとめているアレクサンダー・コスティディス氏は話す。

続きはソースで

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ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/032200174/



引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1553488465/続きを読む

カンガルーが増えすぎて「害獣」に、賛否両論 生息数はオーストラリアの人口の2倍以上

1: しじみ ★ 2019/02/02(土) 23:05:24.06 ID:CAP_USER

カンガルーはカリスマ的な人気をもつ動物で、オーストラリアの生物多様性を象徴する存在でもある。そして同国の国民は、明らかにカンガルーを誇りに思っている。映画やテレビ番組、詩や児童書で主役となり、通貨や国章、スポーツのユニフォームなどにも使われている。

 一方で、カンガルーを害獣と見なす国民も少なくない。政府の公式発表によると、カンガルーの生息数はオーストラリア人口の2倍を上回る。5000万頭と推定されるカンガルーのせいで作物が荒らされ、家畜の水や牧草が奪われてしまうと、農場経営者は訴える。また、保険業界の統計によると、年間2万件を超える自動車と動物の接触事故のうち8割がカンガルーによるものだという。

■「駆除しなければ生態系が維持できない」

 内陸部の過疎地では、カンガルーの増加が人々の生活に支障を来すほど“異常発生”していると思っている人が多い。ディンゴのような捕食動物が減り、先住民による狩りも行われなくなった今、駆除をしなければ生態系のバランスが維持できないと考えられているのだ。

 カンガルーの駆除は、地方経済の振興にも役立つ。政府公認の下、営利目的で駆除されたカンガルーの肉と皮革製品の輸出高が、2017年には約35億円にのぼり、雇用者数も約4000人に達する。現在、絶滅のおそれがない4種のカンガルーの肉や皮革が56カ国に輸出されている。オオカンガルー(別名ハイイロカンガルー)と、クロカンガルー、アカカンガルー、ケナガワラルーだ。丈夫でしなやかなカンガルーの革は、ナイキやプーマ、アディダスといった世界的なスポーツ用品メーカーが素材として買い求め、かつてはペット用だった肉も、今では食料品店や高級レストランなどでも徐々に扱われるようになってきた。

 オーストラリアに八つある州と特別地域のうち、四つが年間の上限数を設定してカンガルーを駆除し、需要に応えている。カンガルーの肉は低脂肪な上、高タンパクで、温室効果ガスを排出する羊や牛を飼育するより地球環境にやさしいと、駆除賛成派は指摘する。

「牧草地が豊かとは言えない土地において、この風土に適応した動物から食物や革を得るのは、極めて賢明で、持続可能な方法です。赤身肉の生産方法としては、これが最も人道的だと考える生態学者は数多くいます」と、かつてオーストラリア・カンガルー産業協会で理事を務めたジョン・ケリーは語る。

 一方、反対派は少数だが、声は大きい。動物愛護団体や著名人が、駆除は非人道的で持続可能でないと訴え、それに同調する研究者も増えつつある。そもそも生息数の調査に関しては疑わしい部分も多く、生物学的に見て異常発生など起こりえないという。

 この論争を突き詰めると、カンガルーをどう捉えるかという本質的な問いに行き着く。ある人にとっては根絶したい害獣だが、別の人にとっては活用すべき資源であり、また別の人にとっては保護すべき大切な固有の動物だ。


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ナショナルジオグラフィック日本版サイト
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/020100077/



引用元:http://anago.2ch.sc/test/read.cgi/scienceplus/1549116324/続きを読む

【🐳】湾内でクジラ放し飼いへ 学術研究と観光で和歌山県太地町

1: イレイザー ★ 2018/03/07(水) 19:16:36.29 ID:CAP_USER9

 和歌山県太地町は6日、森浦湾での小型鯨類の放し飼いに向け、2018年度に湾内に浮き桟橋のような遊歩道を兼ねた仕切り網を設置する工事に取り組む計画を発表した。町は、事業費1億9500万円を盛り込んだ一般会計当初予算案を12日開会予定の町議会3月定例会に提案する。

 同町では、森浦湾をクジラの学術研究や観光振興に活用することを計画。これまで周辺整備や環境調査などの準備に取り組んでおり、新年度は湾の一部を区切るため、総延長約380メートルの仕切り網を設置する。

 同町では現在、町立くじらの博物館などがバンドウイルカやハナゴンドウなど68頭をいけす内で飼育しているが、仕切り網完成後は、適性を見ながら湾内で放し飼いにする予定で、近くを泳ぐ小型鯨類を海上遊歩道から見ることができるようになる。県の許可が下りれば今夏から工事を始め、来年3月の完成を目指すという。

 記者会見で三軒一高町長は「『クジラの学術研究都市をつくる』という30年計画を立てて取り組んでおり、現在中期に入り、当初計画した以上にスムーズに進んでいると考えている。仕切り網を設置することになれば、クジラが湾内を自由に泳ぎ、海岸のすぐ近くまで近づいて来る姿を見ることができるので、計画がさらに皆さんに分かりやすいのではないか」と話した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180307-00348450-agara-l30
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